緑内障の症状とは?
緑内障は、20年から30年をかけてゆっくり進行していく病気です。
緑内障の極早期段階では症状を自覚できることはほとんどありませんが、段階が上がっていくにしたがって、視野狭窄が広がってしまいます。
ここでは、緑内障の症状を段階別にご紹介しますので、ぜひご参考ください。
極早期の緑内障
極早期の緑内障では、症状はほとんど自覚できません。
眼圧自体は高くなっており、視神経は破壊されていますが、視力が落ちるようなこともありませんので、現在のところ対処が非常に難しくなっています。
初期段階の緑内障
初期段階の緑内障では、視野の周辺がかすんだり欠けたりする症状が起こります。
ほとんど気にならなず、日常生活にも使用をきたすことがない程度ですので、そのまま放っておかれるケースが多いようです。
そのため、緑内障の検査で発見されることが多くなっています。
中期段階の緑内障
中期段階の緑内障では視野狭窄が進み、約4分の1程度が見えなくなってしまいます。
この段階になると自覚症状を自覚症状もありますので、一刻も早く病院で治療を受けなければなりません。
視野狭窄が60%程度になると、一気に症状が進行する可能性があるため、十分ご注意ください。
末期段階の緑内障
末期段階の緑内障では、視野狭窄が一層進み、普通に歩いていても人や物にぶつかってしまうことが多々あります。
日常生活にも支障をきたしてしまうため、早急に進行を食い止めなければなりません。
緑内障の種類
緑内障とひと言でいっても、いろいろな種類があります。
緑内障の種類は大きく分けて、
- 原発緑内障
- 続発緑内障
- 発達緑内障
の3種類があり、それぞれ虹彩の周囲にある隅角が広いか狭いかで分類することができます。以下で、それぞれの緑内障について詳しく解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
原発緑内障
原発緑内障とは、原因が未だに解明されておらず、若年層が発症する恐れもある緑内障のことです。
原発緑内障は、さらに原発開放隅角緑内障・原発閉塞隅角緑内障・混合型緑内障に分類することができます。
原発開放隅角緑内障
原発開放隅角緑内障とは、隅角が広く開放されている状態の緑内障のことです。
眼圧が正常であるにも関わらず、視神経が傷付く正常眼圧緑内障も原発開放隅角緑内障に含まれます。
高血圧や糖尿病、心血管疾患、近視などを抱えている方が発症しやすいといわれており、原発開放隅角緑内障の6割〜7割において原因を特定することができません。
片目ずつ症状が表れるため、ある程度症状が進行しなければ自覚できないということが特徴となっています。
原発閉塞隅角緑内障
原発閉塞隅角緑内障とは、隅角が閉鎖されるために発症する緑内障のことです。
若年層にはほとんど見られず、高齢になるにしたがって発症率が高くなるのが特徴となっています。
原発閉塞隅角緑内障が進行すると、激しい眼痛と充血・視力低下・めまい・頭痛・悪心・嘔吐などが症状として起こり、失明の可能性もありますので、早めに薬物治療などで進行を食い止めなければなりません。
混合型緑内障
混合型緑内障とは、さまざまな原因が重なり合うことで発症する緑内障のことです。
隅角が閉塞したり、白内障で水晶体が大きくなったりすることが大きな原因となっており、初期段階では点眼治療で進行を食い止められることもあります。
点眼薬で効果が出ない場合は、薬物治療や手術を行なうことがほとんどです。
続発緑内障
続発緑内障とは、目の病気や全身の病気によって眼圧が高くなることで発症する緑内障のことです。
続発緑内障には、ステロイド緑内障・嚢性緑内障・ぶどう膜炎にともなう緑内障・血管新生緑内障が代表的なものとしてあげられます。
ステロイド緑内障
ステロイド緑内障は、副腎皮質ステロイド剤を長期連用することで発症しやすくなる緑内障です。
副腎皮質ステロイド剤は主にアトピーの治療に用いられていますが、使用の際は定期的に眼圧の検査を受けることが大切となります。
嚢性緑内障
嚢性緑内障は、虹彩や水晶体にフケのようなものが付くことが特徴となっており、症状を食い止めるためにはレーザー治療が効果的だといわれています。
40歳以上の高齢者に発症しやすい緑内障です。
ぶどう膜炎にともなう緑内障
ぶどう膜炎にともなう緑内障とは、その名の通りぶどう膜炎が発症することで引き起こされる緑内障のことです。
緑内障だけでなく、ぶどう膜炎の治療も行なわなければ再発してしまうため、同時に治療を進めていかなければなりません。
血管新生緑内障
血管新生緑内障とは、糖尿病網膜症や眼底出血がある場合に発症しやすい緑内障のことです。
緑内障のなかでも極めて失明率が高いため、早期に治療することが必要となります。
発達緑内障
発達緑内障とは、隅角に先天的な異常があることによって引き起こされる緑内障のことです。
発達緑内障は、早発型発達緑内障・遅発型発達緑内障・他の先天異常に伴う発達緑内障の3種類に大きく分けることができます。
早発型発達緑内障
早発型発達緑内障は、0歳から10歳の幼児に発症するタイプの緑内障で、先天緑内障と呼ばれることもあります。
角膜径が増大するため、放っておくと角膜浮腫なども発症してしまうため、早期の治療が必要です。自覚症状が乏しいため、定期的に緑内障の検査を受けることをおすすめします。
遅発型発達緑内障
遅発型発達緑内障は、10歳から20歳代に起こりやすい緑内障で、もともと隅角に先天的な異常があるが自覚症状がほとんどないために、遅れて発症します。
早発型発達緑内障と同様、手術による治療が多く行なわれています。
他の先天異常に伴う発達緑内障
他の先天異常に伴う発達緑内障とは、マルファン症候群やスタージー・ウェーバー症候群といった先天性異常により引き起こされる緑内障のことです。
症状の進行を食い止めるためには、緑内障の治療はもちろんマルファン症候群やスタージー・ウェーバー症候群などの治療も行なう必要があります。
緑内障の悩みを改善したいなら
- 緑内障と診断され眼圧が下がらない。
- 視野狭窄の進行が止まらない。
- 失明はしたくない。
- 緑内障予備軍だと医者から言われた。
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